光司
先日、同級生の結婚式があったんですよ。
隊長
そうか、初恋の女性にでも再開できたか?
光司
いや、まぁ、それもあるんですけど、それよりも幻滅したんです。
慣れないハイヒール・・・
隊長
幻滅か、やっぱり変わっていたのか?
光司
はい、その容姿は綺麗だったんですけど、何だか残念だったんです。
隊長
残念?
光司
はい、歩き方がぎこちなくて、おしっこを我慢しているようにもじもじ歩いていて、二次会の会場への移動の時とか、とにかく手間取っていたんですよ。
隊長
ははは、しょうがないじゃないか、女性はドレスアップが大変なのだよ。
光司
それでも、他の女の子はそうでもなかったんですよ、気になっていて観察していたら原因がわかったんです。
隊長
なんだったんだ?
光司
凄く高いハイヒールを履いていました。
ハイヒールは欧米の文化、貴族の靴
隊長
なるほどな、ハイヒールだとうまく歩けないのもしょうがないじゃないか。
光司
でもハイヒールが高過ぎだったんですよ、他の子よりダントツで。
隊長
背伸びしたかったんじゃないか、文字通りに!
光司
・・・その子はまわりの人に気を使わせるようなタイプじゃなかったんで、ちょっとショックでしたよ。
隊長
ははは、色々あるのだよ。
光司
それだけ女性は大変なんですね。
隊長
そうだな、それにハイヒールは、元々そんなに歩くための靴じゃないからな、昔の貴族やお嬢様のような馬車で移動している階級の人のための靴なわけだよ。
光司
へー、ハイヒールってそうだったんですか。
隊長
うむ、諸説あるがな、昔のフランスでは道端に犬の糞が溢れていて、それを踏まないようにどんどんヒールが高くなったとも言われているしな。
光司
うわ・・・そんな理由もあるんですか。
隊長
そもそも日常的な歩行にハイヒールが向かないのは間違いないな。
光司
そうなんですね。
隊長
日本と欧米では履物の文化が違うからな、欧米人が日本の女性の歩き方を見ると、不恰好と感じることがあるのだそうだよ。
日本人は草履の歩き方
隊長
そもそも日本人の歩き方は、草履の文化なのだな、草履はすり足で膝を曲げたままで歩くのだよ。
光司
なるほど、舞妓さんとかそんな歩き方ですもんね。
隊長
うむ、一方で欧米人の靴は、しっかりと踵を固定されているから、膝を伸ばしてあるくのだな。
光司
へー、靴の構造で歩き方に違いがあるんですね。
隊長
うむ、しっかりと踵から着地するのだよ。
光司
全く意識したことなかったです。
隊長
日本的な歩き方、すり足だとつま先の方から着地しているのだな。
光司
それで膝が曲がっているんですね。
隊長
うむ、それを革靴やハイヒールでやってしまうと、凄く不恰好な歩き方に見えてしまうのだ。
光司
なるほど、歩き方も文化なんですね。
隊長
ああ、だが着物を身に着けているときは、その歩き方のほうが様になるわけだ、舞妓さんがモデルのように大股で歩くと不自然だろ?
光司
なるほど、確かに舞妓さんは歩幅が小さくて、ちょこちょこ歩くイメージがありますね、着ているものと歩き方に深い関係があるんですね。
隊長
ああ、靴も洋服や文化に合わせて進化してきたのだろうな。
光司
なるほど、女性は難しいですね。
隊長
うむ、細かく言えば男性もそうなのだが、革靴やハイヒールを履いたときは、堂々と胸を張って、少し大股で踵から着地すると、歩き方が綺麗になるものだよ。
光司
なるほど、今度あの子に会ったら、教えておきます!
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