ノーシーボ効果とは？逆プラシーボ効果の恐怖

ため息なんてついて、どうしたんだね？

うーん、そんな風に考えている本当にダメになるぞ！

プラシーボ効果というのは聞いたことがあるだろ？

ああ、逆にその思い込みで病気になってしまうパターンもあるのだよ。

うむ、逆プラシーボ効果、ノーシーボ効果と言われている現象だ。

例えば過去にＡという痛み止めの薬を飲んでじんましんが出た人は、他のＢという全く別の成分の痛み止めを飲んだ時も、同じようにじんましんが出てしまうケースがあるのだよ。

ああ、プラシーボ効果のように、ただの小麦粉の錠剤を飲ませても、痛み止めだというと副作用が出てしまうケースを、ノーシーボ効果と言うのだ。

そうなのだよ、脳の思い込みに身体が反応してしまうからな、だからマイナス思考が続くと、そのような現象を引き付けてしまうのだよ。

ああ、薬を飲んだという事実がなくても、脳が無意識に判断することになるのだ、例えば車を購入しようとした途端、テレビの車のＣＭがやたらと目につくようになり、雑誌の車の広告に目がとまるようになるだろ？

ずっと前から車のＣＭも雑誌の広告もそこにあったはずなのに、脳は必要のない情報としてスルーしていたわけだ、他にもよく言われているのが、結婚を意識した途端にゼクシーという結婚情報誌がやたらと目についたり、子供が生まれた途端、おむつのＣＭが気になったりするわけだ。

それらを脳は無意識に判別して、必要な情報だとして認識するようになるわけだ、あくまでも情報そのもが増えたわけではないのだよ。

だからな、マイナス思考というのは、無意識にマイナスになりそうな現象を探してしまうのだよ、わざわざ靴の裏をチェックしてガムを踏んづけた後を見つけて、「ホラ、やっぱりついていない」と納得しようとしてしまうのだ。

プラス思考の人はわざわざチェックをしないが、もし見つけたとしても、「犬のフンじゃなくて良かったー～」と前向きにとらえることが出来るのだよ。

うむ、マイナス思考の人は、それらを積極的に見つけて、安心しようとしてしまうのだな、そのほうが自分らしいと脳が判別してしまうようになるのだ。

そうだろ、マイナス思考でいる状態が当たり前になってしまうと、全ての出来事が悪い方、悪い方へと探してしまうぞ、最悪はノーシーボ効果で大病を患うことすらあるからな。

ああ、よくガンの家系という人がいるだろ？

そういうことを言っていると、本当にガンになってしまうのだよ。

そもそもガンの家系なんてあるわけないのだよ、長い人類史の中で現代まで生き残っている家系だぞ、ガンの家系ならとっくに途絶えているはずだろ。

家族だと食生活や生活習慣が似通っているから、同じような時期に同じような病気になる可能性があるのだが、それは血筋の問題ではないだろ。

そういうことだ、それなのにガンの家系だからガンになると思い込んでいると、脳がガンになることが当然と判別して、実際にガンになってしまうケースが考えられるのだよ。

もったいないことだろ？全てのガンが考え方とは言わないが、中にはそういう人もいるということだ。

うむ、もちろん全ての人ではないが、一方で不摂生な生活をしていながらも病気をしない人もいるだろ？

不摂生な生活をすすめているわけではないが、考え方でも病気になるケースがあると言うことだな。