隊長
コージ君は学生の頃、親から仕送りがあったかい?
光司
はい、色々送られてきましたね。
隊長
仕送りの中で何が嬉しかったかね?
初めての一人暮らし
光司
うーん、そうですね・・・、やはり食料ですかね。
隊長
そうか、学生は貧乏だからな。
光司
はい、僕の母親はダンボールの隙間をキッチリ埋めるぐらい、色々なものを詰め込んできましたよ。
隊長
ははは、優しい母親じゃないか、それに効率的ですばらしいな。
光司
まぁ、そうですね、ちょっとした荷物の隙間に「ふりかけ」とか「のり」とかあって、案外ありがたかったです。
隊長
なるほどな~、メインの物よりも、そのような小物もいいのだな。
光司
はい、メインもありがたいのですけどね、ところで子供がいないのに、何故に親の仕送りを気にしているのですか?
隊長
ああ、知り合いが一人暮らしを始めた息子に、何を送っていいかわからなくて悩んでいたのだよ。
光司
そうでしたか、基本は食べ物がよかったですね、あ、そういえばレトルトのカレーも嬉しかったです。
隊長
なるほどな、ボンカレーとかか。
光司
いえ、あの、地元の名産のちょっとだけいいカレーでした、こっちでは売っていないです。
隊長
なるほどな、故郷の味なんだな。
光司
はい、ボンカレーのような普通のカレーは自分で買えますけど、ちょっと値段が高い具だくさんのレトルトカレーは、中々手が出なかったので、結構嬉しかったですね~。
隊長
ほう、それはいいな、確かに自分で高いカレーを買うとなると、普通のカレー屋さんで食べられるような値段になるからな、地元の味としてもいいし、それは知り合いにアドバイス出来そうだ。
一番は愛情
光司
あとは冷凍で母親のハンバーグが送られてきたときは、こみ上げるものがありましたね。
隊長
いいお母さんじゃないか。
光司
はい、離れてから親のありがたみがわかりましたからね、かなりグッときましたよ。
隊長
そうか、それは良い話だな、ちなみに一人暮らしを始めた頃は自炊をしていたのか?
光司
はい、簡単な料理だけですけどね、お金がなくなるとカップ麺ばかりでした。
隊長
学生ならそんなものだよな。
光司
はい、スーパーで100円しないような、安いカップ麺しか買えなかったので、ちょっと高めのカップ麺が入っていた時も、嬉しかったですね。
隊長
なるほどな、カレーと同じように、ちょっと値段の張るご当地カップラーメンとかもあるしな。
光司
はい、カップ麺も助かりましたね、あと切り餅とかもよかったですよ。
隊長
なるほどな、基本的に簡単に調理できる食べ物なんだな、食べ物の他に仕送りで良かったものはあるかね?
光司
うーん、そうですね、そういえば、お米券がよかったです。
隊長
お米券?現金よりもか?
光司
はい、やはりお金とは別物でして、換金できるのも当時は知らなかったので、お米にしか使えないと思っていたので、お米を買うときだけ使っていました。
隊長
なるほどな、確かに学生はお米券を使った経験などないだろうからな、ある意味いいかもな。
光司
はい、スーパーでお米を買わなくても使えるなんて、当時はまったく知りませんでしたよ。
隊長
そうか、確かにお米券もいいかもな、結局食べ物がありがたいのだな。
光司
そう思います、お米だけには困らなかったですから、あとは・・・地元の新聞や広報に写った知り合いの写真とかも嬉しかったですね。
隊長
ははは、そんなこともあるのだな、逆に親から送られて困ったものはあるか?
光司
そうですね、基本はありがたかったですけど、缶詰は正直いらなかったですかね。
隊長
そうなのか?缶詰も便利じゃないか。
光司
うーん、そもそも実家にいたころに缶詰って食べていないので、別に食べたいとも思わなかったんですよ。
隊長
そういうものか・・・。
光司
はい、特に魚の缶詰は友達にあげちゃいましたね。
隊長
それは母親が悲しむな。
光司
・・・そうですけど、でも僕は魚が苦手なのに、送ってくるのもどうかしていますよ。
隊長
そうなのか、でも母親なりに身体のことを心配して、栄養を気にしてくれていたんだろうな。
光司
そうですね、今ならそう思いますけど、学生の頃は栄養なんて気にしないですから。
隊長
そうだな、でも参考になったよ、ありがとう、基本的には食べ物だな、あとは地元を感じさせるとよさそうだ。
光司
はい、親からの仕送りは、優しさやありがたさや寂しさなど、本当に嬉しかったです。
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