隊長
この間、久しぶりにプロ野球を見に行ってきたよ。
光司
そうでしたか、どうでしたか?
隊長
ネット裏でプロ野球を見ていると、高校野球とは違って色々驚いたよ。
プロ野球の一試合当たりのボールの数
光司
何に驚いたなんですか?
隊長
プロ野球は、とにかく頻繁にボール変えていたな。
光司
あ~なるほど、プロ野球ってピッチャーが投げたボールが、ワンバウンドすると変えていますよね。
隊長
うむ、それで調べてみたら、プロ野球では一試合当たり平均で120個のボールが使われるそうだ。
光司
へー、そんなに使うんですね。
隊長
ちなみに、あの取り換えられたボールは、もうその試合では使われないのだそうだ。
光司
ええええ!?どういうことですか?
隊長
基本的に、ピッチャーが投げるボールは、常に新品のボールなんだそうだ。
光司
だって、もったいないじゃないですか、土なんて拭けばいいだけなのに・・・
隊長
そこにはプロ野球ならではの理由があるのだよ。
ピッチャーは繊細
光司
ところで、野球で使われている新品のボールって安いんですか?
隊長
いや、年々値段が上がっているそうだな、昔はリーグや球団によってボールの質や違いがあったそうだが、現在は統一されたていて一律だな。
光司
ああ、そういえば数年前に「統一球」って話題になりましたもんね。
隊長
うむ、2015年では、ミズノのボールを使用していて、お値段はなんと一個辺り2600円だ。
光司
そんなにするんですか!それを一試合で120個って・・・312000円もかかるんですか!
隊長
そういう計算になるよな、私も驚いたよ、屋外の球場であれば雨も降るし、もっとボールを使うことになるかもな。
光司
うわ・・・プロ野球って色々な意味で凄いですね。
隊長
うむ、年間の試合数143試合、ホームチームがボールを用意するから、半分の72試合として考えると、プロ野球はボール代だけで、年間二千万円を超える計算になるわけだ。
光司
どひゃー!ですね。
隊長
ちなみにこれは試合で使われるボール代だけだからな、練習でもピッチャーは新品のボールで練習するから、それぞれのチームのボールの代金は、年間で四千万とも五千万とも言われているのだよ。
使われなくなったボールの行く末
光司
あの・・・使われなくなったボールって処分するんですか?
隊長
いや、流石にそんなことはないな、ピッチャーは新品のボールで練習するが、野手のノックや打撃練習の時は、お古のボールが使われるのだよ。
光司
それを聞いて安心しました。あまりにも、もったいないですから。
隊長
そうだよな、チームによっても違いがあるそうだが、それらのボールはアマチュアのチームに寄付したり、海外に寄付したりすることもあるようだ。
光司
無駄にしていなくてよかったです、でもプロはボール一つとっても凄いんですね、部費でボール代をまかなう高校野球だと、そうもいかないでしょうし。
隊長
ああ、実は私は高校時代に生徒会に入っていてな、それぞれの部費の管理をしていたことがあるのだが、野球部がダントツで一番高かったぞ、他の競技から見れば、ボール代だけに限らず、野球は用具が多いのだろうな。
光司
なるほど、野球ってある意味、贅沢なスポーツだったんですね。
隊長
それがプロとなるとな、もっと贅沢ということだ、ボールに少しでも土がついてしまうと、ボールの回転がバッターにわかりやすくなってしまうこともあるそうだ。
光司
そこまで気にするんですか!
隊長
一流のプロ野球の選手同士の戦いとは、そういうものなんだろう。
光司
今度野球を見るときは、ボールの交換も意識してみます!
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