光司
同級生の子供の名前がキラキラネームでびっくりしましたよ。
隊長
ははは、最近の子供の名前は凄いもんなぁ。
光司
ええ、僕は古風なのがいいな~。
子供の名前にNGがあるの?
隊長
キラキラネームな、知り合いの学校の先生が言っていたが、クラスの中で漢字を一発で変換出来る生徒が3人しかいないと嘆いていたよ。
光司
へー、そんなに少ないんですね。
隊長
キラキラネームというよりは、当て字が多くて大変なんだそうだ。
光司
学校の先生は名前を覚えるのも大変ですね。
隊長
ただ同級生の佐藤君が言うには、佐藤という苗字だと下の名前までかぶってしまって、同姓同名の可能性が非常に高いのだそうだ。
光司
なるほど、確かにそうですね
隊長
だから下の名前ぐらいはかぶらないように、珍しい名前を考えたと言っていたな。
光司
そっか、佐藤さんとか高橋さんはそうなのかも知れないですね。
隊長
うむ、子供の名前の付け方にも、それぞれの事情があるものだよ。
光司
なるほど、僕はそんなに多い苗字ではないので、やっぱりシンプルな古風なのがいいですね。
隊長
古風か・・・、「太郎」とか「一郎」は目立つぞ!
光司
・・・いや、それはちょっと。
隊長
「◯之助」とかはどうだ?
光司
うーん、狙いすぎているように感じます、古風って何でしょうかね。
親の漢字を受け継ぐ?
隊長
古風というか、家系によっての考え方があってな、長男は親の漢字を受け継いでいく家系もあるのだよ。
光司
そういうものですか。
隊長
ああ、例えば織田信長の子孫は信成だろ。
光司
ああ、確かに。
隊長
織田家全員という訳ではないが、
光司
へー、あ、そういえば徳川家も同じように名前を付けますよね。
隊長
うむ、そういう意味では、親の名前の漢字を受け継ぐのも、古風な名づけ方かも知れないな。
光司
なるほど。
隊長
以前、テレビで言っていたのだが、沖縄では今でもこの流れを受け継いでいる家系が多いらしいのだ。
光司
へー、沖縄ですか。
隊長
うむ、具志堅用高さんっているだろ?
光司
はい、ボクシングの元世界チャンピオンの方ですね。
隊長
うむ、彼の家系は「具志堅用◯」で繋がっているのだそうだ。
光司
へー、具志堅みたいな珍しい苗字でもそうなんですね。
隊長
ああ、一方でシンプルな苗字の山田という苗字、山田優の弟の山田親太朗も「山田親◯◯」で繋がっているのだそうだ。
光司
へー、面白いですね~
隊長
歴史があっていいよな。
光司
そうですね、そういう家系なら素敵な名付け方ですね。
隊長
ただな、親の漢字を使うと、その子は「親を超えられない」いう意見もあるのだよ。
光司
あらら、それは嫌な迷信ですね。
隊長
うむ、あくまで迷信だがな、だって具志堅用高は世界チャンピオンだしな、親越えどころではないよな。
光司
はい、そうですよね。
隊長
織田信長の親だって織田信秀だしな。
光司
あ、本当ですね、おじいちゃんもそうですもんね。
隊長
ああ、完全に親を超えているだろ。
光司
そうですね、心配なさそうですね。
隊長
迷信を信じる人は避けたほうが無難だが、基本的にはどんな名前でも問題ないさ。
光司
なるほど、やっぱりそれぞれの考え方次第ですね。
隊長
迷信を信じる人は何か悪いことがあると、すぐにそれのせいにしてしまうからな。
光司
ああ、わかる気がします、占い好きな人もそうですよね。
隊長
ああ、全然関係なくても当てつけて、理由を見つけようとする。
光司
はいはい。
隊長
要するに、人のせいにしたいのだな、自分は悪くない、と。
光司
そうですよね、面倒です。
隊長
近くにそういう人がいる場合も気をつけたほうがいいかもな。
光司
なるほど、親がそうなら後々うるさそうですもんね。
隊長
うむ、そのようなタイプの人でないのならどんな名前でもいいんじゃないか、キラキラネームで気をつけてほしいポイントは、おじさん、おばさん、おじいちゃん、おばあちゃんになった時のことを想像することだ。
光司
ああ、なるほど。
隊長
どんなに可愛い赤ちゃんも、いずれお年寄りだからな。
光司
そうですよね、可愛さ満載の名前のおじいちゃん・・・。
隊長
可愛げのあるおじいちゃんならいいがな。
光司
そうですね、強面でかわいい名前だと・・・。
隊長
職業によっては、威厳もなくなるしな。
光司
やはりキラキラネームは注意が必要ですね。