光司
そういえば雨が止みましたね。
隊長
お、そうだな、もう傘はいらないな。
光司
あの、その傘は新品なんでしょうか?
傘の撥水力
隊長
いや、そんなこともないぞ、確か去年ぐらいに買った傘じゃないかな。
光司
そうですか、いくらぐらいの傘だったんですか?
隊長
ホームセンターの千円ぐらいの傘だったと思うがな・・・
光司
僕の傘もそうなんですけど、その傘は水弾きが凄いですよね。
隊長
ああ、そういうことか、傘の撥水力はな、だんだんと落ちてしまうのだよ。
光司
でも、その傘は落ちていないじゃないですか。
隊長
うむ、実はポイントがあってな、傘の布に油がついてしまうと撥水力が落ちるのだよ。
光司
油ですか?そんなものそもそも付くことがないと思うんですけど。
隊長
僅かな油でも弱いのだよ、一番の原因は人間の手の皮脂油だな。
光司
へ?手ですか?
隊長
ああ、手の油ですら相性が悪いと言われているな、他にも日焼け止めやファンデーションなどが付いてもダメだ。
光司
でも、僕は傘をベタベタ触った記憶なんてありませんよ。
隊長
そうか、では傘をまとめるときはどうだ?
光司
あ・・・傘の布に触りますね。
隊長
折りたたみ傘だと特にそうだろ、それが傘の撥水効果を落とす一番の原因と言われているのだよ。
光司
なるほど、では手を触れないで傘を閉じる方法があるんですか?
隊長
留め具のベルトだけを持ってクルッと回せばいいのだよ。
光司
それだけですか。
隊長
ああ、それだけだな、流石に折りたたみ傘だと厳しいがな、あとは傘をさしていない時に、きちんと持ち手を持って、傘の布部分に触れないことだな。
光司
なるほど、確かに閉じているときって、布の部分を持つことがありますね。
隊長
そういうところを意識するだけで、傘の撥水効果は長持ちするのだよ。
光司
なるほど、勉強になりました、ところで傘の撥水効果を復活させる方法はないのでしょうか?
傘の撥水効果を復活させる方法
隊長
ある傘のメーカーは「アイロンをかけるといい」なんて書いてあったな。
光司
傘にアイロンですか?大丈夫なんですかね?
隊長
きちんとした傘であれば問題ないな、もちろんビニール傘は熱で溶けるからダメだぞ、通常の撥水加工されている傘というのは、フッ素樹脂でコーティングされているのだが、手で触れたり長年使っているうちに、だんだんと効果は落ちてくるのだそうだ、そこで熱を加えると一時的に撥水効果が復活すると言われている。
光司
あくまでも一時的なんですね、そして裏側からアイロン、と。
隊長
ああ、完全復活は期待しないでくれ、それに撥水加工されていない傘の場合は、アイロンをかけても意味がないぞ、他にもアイロンではなくドライヤーの熱風を当てるという方法もある、同じ原理を利用しているな。
光司
ドライヤーの熱のほうが簡単そうですね。
隊長
うむ、さらに傘に防水スプレーをかけるという方法もあるのだが、傘の値段も手頃になっているからな、わざわざ防水スプレーを買うより、傘を買い換えたほうが安いかも知れないな。
光司
なるほど、確かにそうですね。
隊長
ああ、究極は以前にも紹介したことがあるが、「ヌレンザ」という傘を使用することだな。
光司
ああ、そういえばありましたね、撥水効果が落ちない傘でしたね。
隊長
ヌレンザだと撥水加工ではなく、撥水する繊維だからな、元から違うのだよ。
光司
そうでしたね、ただ値段がヤバいんですけど・・・。
隊長
まぁな、庶民には手が届かないが、究極の撥水傘だろうな。
光司
そうですね、ヌレンザさえ手に入れられれば、全て解決ですね。
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