隊長
お!?ラムネか、懐かしいな。
光司
ラムネってビー玉があって、飲みにくくて面白いですよね~。
隊長
まぁな、ラムネのビー玉は、エー玉だがな・・・。
ラムネにビー玉は入っていない!?
光司
え!?なんですか、エー玉って。
隊長
だから、ラムネの中のガラス玉のことだよ。
光司
は!?ビー玉ですよね・・・。
隊長
うーん、ビー玉というが、本当はエー玉なのだよ。
光司
意味わかりません・・・。
隊長
ビー玉の「ビー」は、英語の「B」なのだな。
光司
へー、そうでしたか。
隊長
要するに、B級品のガラス玉ということだよ。
光司
はぁ・・・ということは、A級品があるわけですか。
隊長
ああ、それがラムネのガラス玉なのだよ。
ラムネのガラス玉はA玉
光司
ええええ!そうなんですか!?
隊長
ああ、ラムネの蓋としてガラス玉を使っているわけだが、ガラス玉がいびつだと、隙間ができて蓋として機能しないわけだ。
光司
はぁ・・・。
隊長
だから、それなりに綺麗な球体でなければならないわけだ。
光司
なるほど、その「はね品」で「Bの玉」ということですか。
隊長
そうなのだ、そこではねられたものが、おもちゃとして「ビー玉」になったと言われているのだ。
光司
へー、そうだったんですね、ラムネありきなんですね。
隊長
まぁ、諸説あるがな、ラムネは昔からあるのだが、工業製品の技術も今よりもずっと低かった時代だったのだよ。
光司
なるほど、それで上手くガラス玉をつくれなくて、エー玉とビー玉が存在したと。
ラムネとサイダーの違い
隊長
そういうことだな、ちなみにラムネの蓋を王冠キャップにしたら、サイダーと呼ぶのだ。
光司
ラムネとサイダーって、それだけの違いなんですか!
隊長
ああ、昔はサイダーのキャップですら、難しい技術だったのだよ。
光司
今では当たり前のことでも、様々な歴史があるんですね。
隊長
ああ、だからラムネも、当時の日本の技術としては、素晴らしいものだったのだろう。
光司
そう考えると、ラムネって感慨深い飲み物なんですね。
隊長
ああ、ラムネが飲みにくいと言っていたが、瓶のくぼみにビー玉を引っかければ、ビー玉が固定されて飲みやすくなるぞ。
光司
え!?あ、本当だ、塞がれないです、このいびつな瓶の形って、ビー玉を引っかける意味だったんですか!
隊長
ああ、昔の人も色々考えているのだよ、そこからスチーム缶やアルミ缶、ペットボトルと進化していったのだな。
光司
全く知りませんでした、勉強になりました。
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