光司
いや~いつまで梅雨が続くんですかね~。
隊長
ジメジメしていやだな。
光司
はい、あちこちカビちゃいますよ~。
換気の意味、重要性!
隊長
カビはいやだな、自宅の換気はしているか?
光司
換気ですか、いや、雨ですし、していませんね。
隊長
そうか、確かに雨だとな、でも換気はしたほうがいいぞ!
光司
そうですけど・・・。
隊長
部屋中がカビてしまうぞ。
光司
そうなんですよね、わかっているのですが、雨ですし。
隊長
雨が小降りになったらやったほうがいいぞ!
光司
え?外の空気を入れたら余計に湿度があがりませんか?
隊長
うーん、確かに上がるかもしれないが、空気の入れ替えは必要だ、確かに湿度とカビは関係があるのだが、空気が滞ることのほうが、カビが発生しやすいのだよ。
光司
へー、そういうものですか。
隊長
ああ、流石に部屋に雨が入ってきてはいけないがな。
光司
そうですね。
隊長
換気で空気の流れがあると、滞って悪くなった空気が出て行くからな。
光司
なるほど。
ホコリで人は死なない・・・本当?
隊長
よくホコリで人は死なない、って言うだろ?
光司
あ、はい、聞いたことあります。
隊長
だがな、昔、私の部屋の本棚の後ろがな、壁にビッタリと寄せて本棚を設置していたから、空気が滞っていたんだろうな。
光司
はぁ。
隊長
その本棚の裏側にたまったホコリが緑色にカビたことがあるのだよ。
光司
うわ~それはイヤですね。
隊長
ああ、引っ越しのタイミングで気づいたが、あのまま何十年も暮らしていたら、カビの胞子で健康が損なわれていても不思議じゃないだろ。
光司
そうですよね、その可能性はありますよね。
隊長
ああ、ホコリやカビで人は死なないかも知れないが、寿命には影響を与えるだろう。
光司
なるほど・・・。
隊長
本棚や家電も換気の観点からは、壁との隙間は10センチは開けたほうが良いそうだ。
光司
へー、そうなんですね。
24時間換気のおかげ!?シックハウス減少
隊長
最近の新しい家は問題ないそうだがな。
光司
そうなんですか?
隊長
ああ、2003年から24時間換気が義務付けられたからな、それ以前に建築された家は別だが、今の家は常にファンが回って強制的に換気をするシステムになっている。
光司
へー、でも冬寒そうですね。
隊長
確かにそれはあるようだが、その換気の加減も調整出来るようになっていて大丈夫だ。
光司
はぁ。
隊長
昔の家はな、今ほど気密性が高くなく、悪く言えば隙間があったから自然と換気されていたのだよ。
光司
ははは、そういう意味ですか。
隊長
ああ、現在の家は建築技術の進化にともなって、どんどん隙間がなくなったのだよ。
光司
へー。
隊長
だが、それで換気が悪くなり、さらにシックハウスという問題まで出てきたのだ。
光司
ああ、一時シックハウスって流行ってましたね。
隊長
うむ、建築資材も昔と違ってシンプルな木材だけではなく、化学薬品や染料、接着剤が多くなったことが原因なのだが、やはり気密性の向上により、自然に換気されなくなったことが問題なのだよ、どうしても新しい家や商品には独特の香りがあったりするだろ?
光司
ああ、ありますね。
隊長
車とかもそうだな、あれは製品の接着剤や塗料、石油系の素材から揮発された臭いなのだ。
光司
そうでしたか。
隊長
それも何年かで落ち着くのだが、その揮発した空気が滞ると悪さをする、それがシックハウスの原因でもあるのだな。
光司
シックハウスってそうだったんですね。
隊長
ちょっと話がそれたな、要するにしっかりと換気をしていれば問題ない、ということだな。
光司
そうだったんですね。
隊長
ああ、換気の重要性は昔から言われていてな、中国の風水の考えでは「龍脈」や「龍道」という概念があり、家の設計の段階で家の中を龍がまんべんなく、通れるような設計をするのだよ。
光司
・・・どういうことですか?
隊長
うむ、まぁ、現代風の解釈で言えば、風のとおり道だな。
光司
ああ、それが換気ですか。
隊長
そうだ、東西に窓があって真っ直ぐに風が抜けるようにするのではなく、部屋中の隅々まで風が行き渡るような設計だな。
光司
へー、風水って深いんですね。
隊長
それでグネグネとした龍の通り道のような家具の配置になったりするのだよ。
光司
そうなんですね。
隊長
ああ、昔からそういう換気の重要性が、歴史と経験に基づいて受け継がれてきたのだろうな。
光司
流石は中国の歴史、深いんですね。
隊長
長い歴史にもまれて残っているものは、やはりそれなりに意味があることが多いな。
光司
なるほど、それならやはり黄色の財布がいいんですかね?
隊長
・・・それはわからん。
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