光司
この間、友達の家に遊びに行ったら洗濯機の横に粉末の洗剤があって驚きましたよ!
隊長
ん?なぜに驚いたのだね?
光司
今時、粉石鹸なんて珍しくないですか?
洗濯洗剤の種類
隊長
そうか?私も液体の洗剤と粉末の洗剤を使い分けているがな・・・
光司
え!?そうなんですか?僕はジェルボールですよ、あれが一番便利です。
隊長
そうか、ジェルボールもいいだろうが、汚れの種類によっては使い分けたほうがよく落ちるものだぞ。
光司
・・・そんなに違うものですか?
隊長
うーん、まぁ、それぞれのメリット、デメリットがあるのだよ。
液体洗剤のメリット
隊長
そもそも昔は粉石鹸だけだったのだな、当時の洗剤と今の洗剤では洗浄力がまるで違うだろうから、簡単な比較は難しいのだが、液体洗剤のメリットは、何と言っても使いやすさを優先させて開発されているのだよ。
光司
そうですよね、粉は水に溶けなかったりするって言うじゃないですか。
隊長
ああ、確かにそうだな、液体洗剤はそんなこともないし、高濃縮されて一度に使う量も少ないから、コンパクトというメリットもある、主婦が重たい洗剤を買うのは大変だからな。
光司
あ、なるほど、持ち運びの手間まで考えているのですね。
隊長
うむ、ドラム式の洗濯機が普及してきて、水道料が少ないというメリットからすすぎのいい液体洗剤のほうが相性がいいというのもある、だがあくまでも液体洗剤の開発コンセプトは手軽さや便利さを優先しているということだ。
光司
はい、それはわかります、その延長線上にジェルボールが登場したわけですね。
隊長
そうだな、だが一方で粉末洗剤も生き残っているのだよ。
粉末洗剤のメリット
光司
それが不思議なんですよね~、粉末を使うメリットって何かあるのですか?
隊長
ズバリ洗浄力だな、汚れの種類にもよるのだが、粉末洗剤のほうが汚れ落ちが強い傾向がある!
光司
え!?そうなんですか?
隊長
ああ、粉末と液体では汚れを落とすアプローチが若干違うのだよ、どちらも汚れを落とすことには変わりがないが、それぞれに強みがあるのだ。
光司
へー、得意分野があるのですか。
隊長
うむ、汚れを分解するのにアルカリ剤を利用する方法と、界面活性剤を利用する方法があるのだが、その配分が粉末はアルカリ剤より、液体は界面活性剤よりといった違いがある。
光司
うーん、よくわかりませんが・・・。
隊長
そうだな、難しい話を置いておくと、アルカリ剤は泥汚れなどに強く、界面活性剤は油汚れに強いという特性があるのだな、要するに衣類についた汚れによって使い分けるということだ。
光司
へー、泥汚れだと粉末洗剤のほうがいいということですか。
隊長
ああ、わかりやすく言えば、野球やサッカーなどの泥汚れは粉末、皮脂汚れは液体といったところだな。
光司
なるほど、そういう違いがあるのですね。
隊長
うむ、ただ粉末洗剤にも界面活性剤は含まれているし、液体洗剤にもアルカリ剤が含まれているから、全く別ものというわけでもないのだよ。
光司
あらら、それならどっちでもいいのですね。
隊長
うーん、まぁ、そうなるかな・・・、昔は粉末と液体では汚れの落ち方にかなり差があったのだが、各社商品開発を頑張って洗浄力をどんどん向上させながらも、使い勝手も上げているからな、昔ほどの洗浄力の差が少なくなっているのも事実だ。
光司
なるほど、液体洗剤の進化が著しいのですね、ということは最新の液体洗剤を買っておけば間違いなさそうですね。
隊長
そうだな、洗剤はつい安い時に買い置きをしておきたくなるが、大抵はモデルチェンジ前の在庫をはけるためだから、極端な買い置きはしないほうがいいかもな。
粉末洗剤と液体洗剤の違い
隊長
それでも大まかな違いをまとめると、外で仕事をするような人の汚れには粉末が向いているし、身体からでる皮脂汚れなどは液体洗剤が向いているな。
光司
なるほど、そういう使い分けが出来るのですね。
隊長
ああ、値段はそれほど変わらないしな、ただ液体洗剤のほうはつい多めに使ってしまう傾向があるそうだ。
光司
ああ、わかります、特に買い置きをしていると、一杯入れたくなるんですよね~。
隊長
たくさん入れたからと言って洗浄力が上がるわけでもないからな、きちんと分量を測ったほうがいいだろう。
光司
はい、わかりました。
隊長
最新の洗濯機では洗剤を入れ過ぎて泡立ち過ぎると、わざわざ薄める機能までついているからな、洗剤の入れ過ぎはマイナスということだ。
光司
へー、そこまで考えられているのですね、これからはきちんと測って入れます。
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