光司
いやーモテたいです！
隊長
おお！突然だな、女性にモテたいのなら聞き上手になればモテるぞ！
光司
聞き上手ですか？
聞き上手な男性はモテるの？
隊長
ああ、女性の話をよく聞くだけでいいのだよ。
光司
どういうことでしょうか？
隊長
女性の言うことに頷けばいいのだよ、相手の意見に笑顔で賛同すれば、相手は気に入ってくれるものだよ。
光司
そうですかね・・・。
隊長
犬なんかはその典型だぞ！犬は何も言わないだろ？ご主人様の言うことに全力で嬉しそうに接しているだけだ。
光司
犬のようにすれば好かれる、ということですか？
隊長
ああ、全くその通りだ。
光司
でも・・・。
隊長
まぁ、犬をそのまま真似ることは難しいが、似たようなことは出来るのだよ。
光司
どうやってですか？
隊長
聞き上手、これを別の言い方にすると、頷き上手とも言えるのだ！
光司
頷き上手、ですか。
隊長
ああ、極端なことを言えば、きちんと聞いているよりも、きちんと頷くほうが大切だ。
光司
うーん、よくわかりませんね。
隊長
相手がな、この人はきちんと聞いてくれている、と感じさせることがポイントということだ。
光司
ああ、なるほど、「相手にとって」どう思われるかなんですね。
隊長
ああ、全く聞かないで、空返事で頷いても相手にバレるから、結局はきちんと聞いていないと駄目だが、ただ黙って聞いているだけでもダメなのだよ、きちんと頷く必要がある、ということだ。
光司
それでモテますかね・・・。
聞き上手と言えばタモリさん
隊長
「笑っていいとも」が終わってしまったが、テレフォンショッキングの時の、タモリさんなんかはその典型だったじゃないか！
光司
そうなんですか？
隊長
タモリさんは凄く聞き上手だぞ。
光司
へー、そうだったんですね。
隊長
うむ、ゲストにほとんど喋らせていたからな。
光司
そうでしたかね。
隊長
短い質問で、相手が喋りやすいジャンルに誘導していたのだよ。
光司
へー、そうだったんですか。
隊長
ああ、毎日あたらしい話題を提供するなんて出来ないからな、ゲストを気持ちよくしゃべらせる為に、上手に頷くのだよ。
光司
へー。
隊長
タモリさんが「うん」とか「あ、そう」とか「へー」なんて言っているイメージがないか？
光司
ああ、ありますね。
隊長
あれがまさしく、頷く技術だな。
光司
技術だったんですか！驚きです。
石田純一に学ぶモテ学
隊長
女性にモテたい、ということなら石田純一さんを参考にするのもいいな。
光司
石田純一さんですか、確かにモテるイメージですね。
隊長
彼の凄さはな、まさしく頷き上手なのだよ。
光司
そうなんですか？
隊長
ああ、徹底的に女性の話を聞くのだ、「そうなんだ～」、「へ～」、「うそー信じられないなぁ」など、とにかく頷くのだよ。
光司
そうなんですか、それでモテるんですか？
隊長
ああ、表情豊かに頷く、相手に興味があるように頷く、これがポイントだな。
光司
それでモテますかね・・・。
隊長
逆にモテない男はな、自分の凄さや武勇伝を語っているのだよ。
光司
ああ、なるほど。
隊長
それを「うん、うん」と聞いてくれる子を好きになるしな。
光司
確かに・・・。
隊長
売れっ子ホステスさんなんて、究極の聞き上手だろうな。
光司
そういわれると、わかる気がしますね・・・。
隊長
会話の中心を相手にするのだよ、自分のことを自分からは語らない、相手が質問してきたら短めに答えて「じゃあ君は？」と返すのだ。
光司
なるほど・・・。
隊長
そうやって相手中心に話を転がすわけだ、そういう時間を過ごせば自分のことを何も話していないのに、相手は自分を好きになっていく、というわけだ。
光司
へー、そいういものなんですね。
隊長
ああ、タモリさんを嫌いな人っていないだろ？
光司
確かにそうですね、イメージないです。
隊長
自分の話を聞いてくれる人を好きになるのさ。
光司
そっか・・・。
隊長
それでいて石田純一のように、紳士的で見た目も素敵だとモテる、ということになる。
光司
なるほど。
隊長
石田純一がオシャレなのは有名だろ？でもな、彼が「この時計はどこどこの何々で・・・」なんてウンチクを言わないだろ？
光司
ああ、聞いたことないですね。
隊長
ファンション系の雑誌などではあるかも知れないが、自分からこれ見よがしに自慢するようなことは一切しないのだよ。
光司
へー。
隊長
話を一杯聞いてもらった女性はな、彼に好感をもっているわけだ。
光司
ええ。
隊長
でもな、彼は彼自身のことを語っていないから、彼のことを、あまりわかっていないわけだ。
光司
はい。
隊長
そこで彼女が判断するのは、見た目になるわけだ。
光司
ああ、そこでオシャレだと・・・
隊長
そうだ、効果倍増なのだよ。
光司
へー、石田純一さん、恐るべしですね。
隊長
いくら聞き上手、頷き上手でも、清潔感がなかったりすれば、「良い人なんだけど・・・」で終わってしまうがな。
光司
そっか・・・見た目も大事ですね。
隊長
うむ、オシャレを武器にして近づくわけではなく、聞き上手で仲良くなってからだと、オシャレが自然と引き立つのだな。
光司
なるほど、オシャレは語ってはいけないのですね。
隊長
ああ、俺ってイケてるだろ？って男に女はなびかないよ。
光司
そうですよね。
隊長
気になった人が、紳士的で誠実そうだったら・・・。
光司
落ちますよね。
隊長
若い時は見た目だけでも落とせることがあるかも知れないが、年齢を重ねるほど石田純一の凄さがわかってくるものだよ。
光司
そうだったんですね、僕も素足で革靴を履こうかな。
隊長
いや、そこじゃなくて、頷き方を・・・
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