光司
ところでダンディな下着って必要でしたかね?
隊長
うーん、まぁ身につけているもので、残っていたのが下着ぐらいだったからな。
光司
なるほど、そういう事情だったんですかね。
マダムM、美幸さん講義、下着の歴史
隊長
詳しくはわからないがな。
光司
ははは、そうですよね。
隊長
だが下着編も面白くてな、美幸さん曰く、下着は紀元前3000年頃から、布を巻きつけるようになったのだそうだ。
光司
へー。
隊長
そして1913年、アメリカで下着革命が起きたのだそうだ。
光司
一気に現代まで近づきましたね。
隊長
そうだな、これはヘインズ社が発売したユニオンスーツといって、ワンピースタイプの下着だ。
光司
へー、ワンピースですか?
隊長
ああ、そして1925年、エバーラスト社がトランクスを開発したのだ。
光司
ここでトランクスですか!!まだ100年経っていないんですね、なんだか意外ですね、だって中世ヨーロッパの貴族たちは凄い格好をしていたわけじゃないですか。
隊長
そうだな、派手な格好をしていたよな。
光司
なのにトランクスはその頃になかったんですね。
隊長
うむ、何を着ていたんだろうな。
光司
ブリーフですかね?
隊長
いや、それはおそらく違うな、何故なら1935年、同じくアメリカのクーパーズ社がブリーフを開発したのだよ。
光司
へー、トランクスより後なんですね、意外です。
隊長
そうだな、日本ではブリーフのほうが先に浸透していったからな。
光司
そうですよね、不思議な感じがします。
隊長
おそらく、ふんどし→トランクス よりは、ふんどし→ブリーフ のほうが、締めつけ感とか色とか違和感なく受け入れられたんだろうな。
光司
なるほど、日本の文化に近いのがブリーフだったのですね。
隊長
それは美幸さんが言っていたわけではないから予想だがな。
光司
あら、そうですか。
隊長
うむ、おそらくだ、そして1982年にボクサーブリーフが誕生する。
俺のダンディズムに登場した下着
光司
ボクサーブリーフも最近なんですね。
隊長
ああ、またしてもアメリカ、カルバン・クラインだ。
光司
へー、カルバン・クラインは聞いたことありますが、アメリカだったんですね。
隊長
うむ、これからは美幸さんがオススメした下着以外の登場した下着を紹介するな、まずはそのカルバン・クラインのデュアルトーンボクサーブリーフ
光司
現代的ですね。
隊長
うむ、腰のゴムの部分にブランド名を入れたのも、カルバン・クラインが最初なんだそうだ。
光司
へー、カッコイイですね。
隊長
ああ、そうだな、今までダンディなアイテムでは、アメリカは一歩後ろ、という扱いだったが、下着に関しては先進的だ。
光司
そうですね、トランクスもブリーフもボクサーブリーフも全部アメリカとは、本当に意外です。
隊長
そうだな、でも美幸さんセレクトは、ヨーロッパと日本なんだよな。
光司
そうでしたか。
隊長
やはりアメリカはおおらかで、痩せ我慢的なダンディズムとは相容れないのかも知れないな。
光司
へー、確かにアメリカは良くも悪くも、ゆるいですもんね。
隊長
ああ、色々な製品にもそれは現れているな。
光司
そうですね。
隊長
国民性というとは、やはり製品にもでるものだ。
光司
確かに。
隊長
次はイタリア、ネロ・ベルラ スキンシリーズ
光司
イタリアだと、やっぱりセクシーな感じがありますね。
隊長
うむ、流石と言わざる負えないな。
光司
そうですね。
隊長
だが、日本にもセクシーな下着メーカーがある。
光司
え?
隊長
トゥートだ、2001年創業という新しいブランドだな。
光司
へー、初耳でした。
光司
うわ、確かにセクシーですが・・・
隊長
ローライズボクサーブリーフの先駆けなんだそうだ。
光司
へー、でもこれは履くのに勇気がいりますね・・・。
隊長
うむ、よっぽどいい体じゃないと、無理だな。
光司
そうですね、僕には履く勇気がありません。
隊長
今回の下着編はストーカー問題などに尺がとられて、短めだったからな。
光司
そうでしたか。
隊長
ダンディな下着、というのも難しいが、日本の気候風土を考えると、やはりグンゼがいいような気がするな。
光司
なるほど、やはり日本製品なんですね。
隊長
ああ、昔はグンゼはおっさんの代名詞でもあったが、最近は色々なオシャレなデザインもたくさんあるから、その中からお気に入りの下着を見つけておくれ!
光司
はい、わかりました。
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