光司
いや~この間乗った車が臭くて参りましたよ~
隊長
車内が汗臭かったのか?
光司
いえ、汗ではなく何だか生乾きのような臭いでした。
車内の臭い対策!
隊長
そうか、それはおそらく車内のマットが臭いの原因だな。
光司
へ?マットですか?
隊長
ああ、最近の車は絨毯のようなマットをひいていることも多いのが、そのマットを洗った時に半乾きの状態で車内に入れてしまうと、そういう臭いが充満してしまうのだよ。
光司
そうなんですか?サンダルを履いていましたけど、特に足元が濡れたよう記憶はありませんが・・・
隊長
洗濯物の生乾きといっしょで、一度臭いが出てしまうと、その後に乾いても臭いはそのままなのだ。
光司
あらら、車のマットってどうしたらいいんですかね~。
隊長
自動洗車マット洗いというのもあるがな。
光司
はいはい、ガソリンスタンドや洗車場にありますね。
隊長
これもな、水が出るパターンとそうではないものがあるから何とも言えないのだが、毛足の長い絨毯マットの場合は、かなり水分を吸ってしまって、乾燥が甘いと生乾きの原因にもなるのだよ。
光司
うーん、マットの掃除も難しいですね・・・
ポイントは徹底的な乾燥と洗剤選び
隊長
マットに一度臭いが発生してしまったのなら、徹底的に洗いなおすしかないな。
光司
どうやればいいのですか?
隊長
ポイントは衣類用の洗剤を使うことだ、しかも部屋干し臭がしない洗剤が望ましいな。
光司
ああ、なるほど、そういう洗剤がありますね。
隊長
うむ、車用の洗剤で洗ってもいいのだが、やはり布の臭いを抑える効果は違うな。
光司
絨毯マットも洋服と同じように繊維で出来ていますからね。
隊長
そういうことだ、ただし、そのような洗剤で洗ってもすすぎが十分でないと、マットに生乾きの臭いは残ってしまうのだよ。
光司
そっか、何度もマット洗い機に通さないといけないんですかね。
隊長
それでもいいが、便利なのは洗車場の車を洗う高圧洗浄を使うことだな。
光司
え?マットにですか?
隊長
ああ、これできちんとすすぐことが出来るし、もちろんマットの汚れも落とせるわけだ。
光司
なるほど、確かにこれだと強力ですね。
隊長
この後もポイントでな、しっかりとマットを乾燥させる必要があるのだよ。
光司
ああ、そうですね。
隊長
だから天候も気を付けてほしいな、雨が振らないことももちろんだが、風があるほうが望ましい。
光司
そうですね、いつでもいいわけではなさそうです。
隊長
毛足が長いフカフカのマットほど、気を付ける必要があるな、マットの端を持って振り回すと、ある程度の水分を飛ばすことが出来るから、時々振ってやると早く乾くぞ。
光司
なるほど、雑巾のようにしっかりと搾ることは出来ませんもんね。
隊長
ああ、マットが乾くのを待つ間に、車内の清掃もしておくとよりいいだろうな、シートの下にホコリがたまっていると、そのホコリがカビて悪臭を発生させることもあるぞ。
光司
なるほど、それも重要ですね。
隊長
ああ、全てのドアを開けて細かいホコリを飛ばしてしまうのも有効だな、時々はエアコンを最大にして足元に噴出させるとホコリが飛んでくれるぞ。
光司
なるほど、確かにあまり最大にすることってないですからね。
隊長
そして仕上げに車用の消臭剤をシートの下にでも忍ばせておけば完璧だ。
光司
シートの下ですか?車用のファブリーズってエアコンの吹き出し口だと思うんですけど。
隊長
あれは芳香剤のようなものだからな、あくまでも車内の臭いを消すわけではないのだ、好みの臭いならそれもいいが、まずは徹底的に悪臭の元を断つこと、消臭から始めた方がいいだろう。
光司
なるほど、それもそうですね。
隊長
トイレ掃除もしないで芳香剤だけおいても、すがすがしくはならないの同じだな、ちなみに中古車の場合はエアコンフィルターを交換することをおすすめするな。
光司
エアコンフィルターですか?
隊長
ああ、車内に入ってくる空気のためのフィルターなのだが、それが汚れていると元も子もないのだよ、最悪の場合はカビていることもあるからな。
光司
うわ、それはイヤですね。
隊長
そこまでやれば、車内の臭い対策はバッチリだと思うぞ。