光司
冬は乾燥してイヤですね。
隊長
そうだな、頭が痒くなるんだよな。
光司
肌も荒れやすいですよ。
冬の乾燥は頭皮に悪影響?
光司
なんで冬は乾燥するんですかね。
隊長
湿度が下がるしな、暖房器具で空気が暖められて室内が乾燥しやすくなるな。
光司
そっか、どうしようもないですね。
隊長
まぁ、そうだな、暖かいと汗も出やすくて、皮脂の分泌も活発だが、寒いと皮脂が出づらくて肌が乾燥してしまうのだよ。
光司
へー、皮脂が大事なんですね。
隊長
うむ、自分の脂が肌を乾燥から守ってくれるのだよ、だからな、お風呂で石けんやシャンプーで皮脂を落としてしまうと危ないのだよ。
光司
え!?そうなんですか?
隊長
自然界の動物で石けんやシャンプーを使う動物がいるか?
光司
いませんね。
隊長
そのほうが自然なのだよ。
光司
でも不潔じゃないですか。
隊長
そうだな、だが洗いすぎもやはりよくないのだよ、わざわざ乾燥から守ってくれている皮脂を落として、化粧水や乳液で補うわけだからな。
光司
そっか、もともと人間にはバリアが備わっているんですね。
隊長
うむ、理想は汚れだけ落として、皮脂を残すことだよ。
光司
そんなこと出来るんですか?
隊長
石けんを使わないことだな。
光司
えええええ?
隊長
石けんなどで皮脂を落としてしまうと、肌の表面の皮脂量が元に戻るのに12時間かかると言われているのだよ。
光司
半日もかかるのですか。
隊長
だから朝シャンなどしてしまうと最悪だ。
光司
なるほど、夜にまたシャンプーで洗ったら、頭皮の皮脂の状態が戻りきらないわけですか。
隊長
うむ、だから常に皮脂が過剰に分泌されるようになってしまうのだな、それが臭いの原因になることもある。
光司
はぁ・・・どうしたらいいんですかね。
シャンプーは頭皮を洗うものという誤解
隊長
やはりあまり石けんを使わないことだよ。
光司
いや、ですが、やっぱり汚いじゃないですか。
隊長
どうだろうな、シャワーだけでも大抵の汚れは落ちるものだよ。
光司
そうなんですか?
隊長
うむ、石けんなどの界面活性剤は油汚れを落としてくれるが、そもそも皮脂は汚れではなく、天然の乳液や化粧水のようなもので、皮膚には必要なものだからな。
光司
そっか、汚れだけ落とせばいいんですね。
隊長
うむ、臭いが気になるのなら休みの日の前日に試してみてくれ。
光司
なるほど、人に会わない日に試せばいいんですね。
隊長
ああ、頭もシャンプーはしないでシャワーだけでな。
光司
それはちょっと・・・。
隊長
実は石けんよりもシャンプーの洗浄力のほうが強力なのだよ。
光司
へー、そうなんですか?
隊長
ああ、床屋さんが教えてくれたのだが、シャンプーは身体を洗う前にしてほしいと言っていたよ。
光司
何故ですか?
隊長
シャンプーが身体に垂れて残ってしまうと、非常に危険なんだそうだ。
光司
危険?何がですか?
隊長
洗浄力が強くて、肌が荒れてしまうのだそうだ。
光司
へー、シャンプーが石けんより強いなんて意外でした。
隊長
だから、シャンプーはよくすすぐことだな。
光司
なるほど、すすぎが大事だったんですね。
隊長
うむ、実は髪の汚れはシャワーだけで簡単に落ちるのだが、頭皮のベタつき、皮脂が落ちないのだな。
光司
なるほど、油汚れですし。
隊長
皮脂は汚れではない、乾燥から守ってくれているからな、よくシャンプーは頭皮を洗えと言うのだが、頭皮の皮脂を根こそぎ取ってしまうと、皮脂が過剰に分泌しようとしてしまうから、むしろシャンプーは頭皮を洗ってはいけないのだよ。
光司
ええええええ!?
隊長
むしろ髪だけをサラッとシャンプーの泡で洗って、頭皮はシャワーだけで素洗いが理想だ。
光司
それって一般の常識と違いませんか?
隊長
そうだな、違うかもな。
光司
なんだかなぁ~信じられませんよ。
隊長
まぁ、あくまで私の考えだから強要はしないが、シャワーだけの素洗いでも頭皮の汚れはおちるのだよ、江戸時代の日本人は髪の手入れはほとんどが櫛だけだったからな、だから頭皮なんて滅多に洗うものではないのだ。
光司
そうだったんですか?
隊長
うむ、確かにフケは出るのだが、それを櫛で落とすのだよ。
光司
ああ、なるほど、そういうことだったのですか。
隊長
うむ、櫛は頭皮の皮脂を髪にまんべんなく伸ばして潤す役目もあるしな。
光司
へー、トリートメントみたいですね、櫛ってそうなんですか。
隊長
男だと櫛はあまり意識したことがないだろうがな。
光司
そうですね、使ったことないです。
隊長
だからシャワーだけでフケをざっと流してしまえばいいのだな。
光司
なるほど、皮脂を落とさずフケを落とせ、と。
隊長
うむ、皮脂を残せば、無駄に頭皮から皮脂が分泌されなくなり、肌も安定するのだ。
光司
乾燥からも守れるのですね、うーん、でも試すには勇気がいりますね~。
隊長
常識とは大分違うからな、でも自然の生き物に近いのはわかるだろ?
光司
そうですね、それはそう思います。
隊長
そういえば、馬用のシャンプーが人間用に売られているのを知っているか?
光司
いえ、知りません。
隊長
確か欧米のメーカーだったのだが、馬用のシャンプーを作っていた会社があってな、そこの経営が傾いて貧乏だったのだそうだ、その会社の娘さんが、お金がないからと市販のシャンプーを使わずに、会社にある馬用のシャンプーを自分の髪に使うようになったのだよ。
光司
なんだか切ない話ですね・・・。
隊長
うむ、それに気づいて親も驚いて、そんな生活をさせてしまった娘に謝って会社を畳もうとしたのだが、娘さんの髪が艶々としていたのだよ。
光司
え?馬用シャンプーで?
隊長
うむ、娘さんも気に入って使っていると言うのだな、そもそも馬は繊細の生き物で、石油系の界面活性剤が入ったような洗浄成分が強い人間用のシャンプーはダメだから、天然由来の成分で作られたシャンプーなんだそうだ。
光司
そうでしたか。
隊長
それが結果的に人間の髪にもとても良い、ということがわかったのだな、それからその会社は、全く成分をかえずに馬用シャンプーを人用として売り出したのだ。
光司
へー、凄い歴史ですね。
隊長
馬用だから最初は色々言われて紆余曲折あったそうだが、美容室などから口コミで広まって会社が復活したという話だ。
光司
そうでしたか、自然に近いほうが人間の髪にもいいんですかね。
隊長
そうだと思うぞ、ある馬用のシャンプーを調べてみたら、やはり、天然成分由来なのだよ。
光司
なるほど、ハーブとか書いてありますね。
隊長
うむ、一部引用すると、
強い脱脂効果はなく、シャンプーする事で取れやすい肌の自然な保護膜を保存する効果を持ちます。
とあるだろ。
光司
自然の保護膜を保存、なるほど。
隊長
皮脂を摂り過ぎないということだな。
光司
人間のシャンプーも皮脂を取らないのがあればいいですね。
隊長
そうだな、ただ長い間、皮脂汚れを落とすことがシャンプーの意味として考えられていたから、中々そうもいかないのだよ。
光司
うーん、確かにそうですね、シャンプーを作っているメーカーにとってはあまりの方向転換ですもんね。
隊長
そうなのだよ、メーカーとしては朝シャンをしてもらったほうが、早く消費してくれるわけだから、たくさん使うように促すわけだ、そこでうるおい成分を補給するような商品が多いのだな。
光司
なるほど、トリートメントや化粧水やら乳液と・・・。
隊長
うむ、また皮脂がたくさん分泌されれば頭皮の臭いが目立つから、シャンプーやリンスに香りを付けることもするな。
光司
うわ、ごまかすためですか。
隊長
あくまで推測だけどな。
光司
なんだか余計なことをしていたんですかね~。
隊長
常識と呼ばれるものほど、あてにならないものだよ。
光司
そうなんですね。
隊長
現代人が一日に三食になったきっかけも、トースターを販売している会社が言い出したことだと言われているな。
光司
ええええ、そうなんですか。
隊長
勝手な常識を持ちだして、商品を売りたいわけだ。
光司
そうだったんですね・・・。
隊長
ウォシュレットだってそうだろ、それまではお尻は拭くだけで清潔だと考えられていたのに、常識を変えてしまったのだよ、どれが正しいのかはわからないが、自然界に一日三食、決まった時間に食べる生き物なんていないし、ウォシュレットをする動物もいない。
光司
確かにそうですね・・・。
隊長
お腹が空いていなくても、決まった時間だからと食べるのは人間だけだ。
光司
そう考えるとそうですね。
隊長
満腹のライオンは目の前にガゼルがいても襲わないものだよ、話が大分それたな、要するに人間も自然に近いほうが、やはり生き物として自然なのではないか、という話だ。
光司
自然・・・。
隊長
今更、原始時代に戻れていうわけではないが、過剰過ぎるのもよくないと思うのだ。
光司
はい、そうですね、潔癖症の人とか見えない菌まで気にし過ぎですもんね。
隊長
ああ、だからシャンプーで根こそぎ頭皮の皮脂を落とすよりは、軽くにしたほうがいいと思うのだ。
光司
はい、なんとなくわかりました、だけどいきなり習慣をかえても大丈夫ですかね。
隊長
だから休みの前の日なのだよ。
光司
あ、そっか、なるほど、今度試してみます。
隊長
うむ、いきなりは全ての生活習慣をかえるのは難しいだろうが、少しずつシャンプーの量を減らしたりな、たまにシャンプーなしで素洗いだけとか試してみて、自分の身体に合う方法を見つけてくれ。
光司
はい、わかりました。
あくまで個人的な意見です、強要するものではありません。
こんな意見もあるのだな、と感じて頂ければ幸いです。
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