フラワーカンパニーズ！深夜高速だけ？この胸の中だけとエンドロール

いや～久しぶりに泣いてしまったよ。

ああ、感動というか、哀愁というか、嬉しいのか、悲しいのかよくわからない涙がこぼれたのだよ。

ああ、複雑だ、気がつくと、涙がこぼれていたのだよ。

うむ、フラワーカンパニーズの曲がラジオから流れてきたのだよ。

ああ、ラジオでフラカン特集していたようでな、それから久しぶりに気になって調べてみたよ。

ああ、フラワーカンパニーズは4人組のロックバンド、1989年結成だ。

ああ、そこがポイントなのだよ、メジャーデビューは1995年だ。

ああ、しかし2001年のレコード会社との契約を解除されるのだ、そこからインディーズを経て、またのし上がってきたのだよ。

まぁ他のバンドもそういうレコード会社の移籍や解雇はあるがな、ただ感動したのはフラワーカンパニーズには、これといったヒット曲がなかったのだそうだよ。

本人達がネタにして答えていたのだが、こんなにも売れずに長く続いたバンドはいない！と豪語しているのだ、周りの熟れなかったバンドはみんな解散したそうだ、食っていけないからな。

ああ、ヒット曲があるバンドは別だがな、その一曲だけでも長く続けられるのだな。

うむ、大抵の長く続いているバンドは、大ヒット曲があるか、活動休止を挟んでいるそうなのだ。

ああ、そこがフラワーカンパニーズの男気なのだよ、どんなに売れなくても続けてきた、そういう諦めきれない男の哀愁が、歌詞に現れていてたまらないのだ。

そして、2004年9月「深夜高速」が発売される。

ああ、名曲中の名曲だ。

ああ、私はこの曲もラジオで知ったのだがな、

凄く印象的だったのでよく覚えているのだよ。

ああ、伊集院光のラジオでこの曲が流れたのだが、普段から音楽はかかるのだけれども、その曲の内容について触れることなんて、それまでなかったのだな。

ああ、それがな、この「深夜高速」に限っては、伊集院光が熱く、熱く語っていたんだよ。

ああ、そして曲が流れると「生きててよかったー」で度肝を抜かれるわけだ。

そうだな、それから気になるようになった、そして、その後に知った曲が「この胸の中だけ」なのだ。

この曲の歌詞を、さっきラジオで聴いて、改めて感動して涙が出たのだよ。

うむ、物語調で進んでいってな、過去の小学生の頃の自分との掛け合いなんだが、その中で小学生の頃の自分に「大人って楽しいかい？」と聞かれて、「昔と変らないよー、ただ昔と違うのは昔は嬉しい時に涙なんか流れなかったなー」という歌詞があってな、それで思わず泣いてしまったのだよ。

ああ、年を重ねると、ちょっとした嬉しい出来事が、本当にありがたくてな。

昔は嬉しいことを当たり前のように喜んでいられたのだが、今は嬉しさより、ありがたさがこみあげてくるのだよ。

ああ、そういうものだよ。

はは、まぁ、な！？それはいいだろ。

明石家さんまさんの名言にな、「やさしさをもった人は、それ以上の悲しみをもっている」というのがあるのだ。

そういうことだよ。

そして、2012年10月「ハッピーエンド」というアルバムを発表する。

その中に「エンドロール」という曲があってな。

それが、あの東日本大震災後に作られた曲でな、とんでもないのだよ。

ああ、魂を揺さぶられるような曲なのだ。

本当に凄いのだ、フラカンはキレイ事だけをいうバンドでもなく、かといって、いじけて文句ばかりいうバンドでもない。

「切なさと　哀愁と　心強さ」　のバンドなのだよ。

・・・「強がりとフラカンと私」

・・・そうだな、とにかくフラワーカンパニーズがバンドを続けてきてくれて、本当に良かったと思う、生きててよかったと思ったよ。