シークレット・D 

和服が似合う男が少ない・・・お坊さんはスーツも似合います!

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隊長
たまたま知り合ったお坊さんから面白い話を聞いたよ。

光司
へー、お坊さんですか。
隊長
ああ、流石は一般人と視点が違うな。
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お坊さんはスーツが似合う!!

隊長
最初はな、その人がお坊さんとは知らずに会話していたのだよ、その人はスーツの上にコートを着ていたのだが、その佇まいが物凄くカッコよくてな、様になっていてな、気になっていたのだよ。
光司
へー、頭は坊主ですか?
隊長
ああ、帽子をかぶっていたがな、それから少し話す機会があってな、「着こなしが素晴らしいですね」と話してみると、最初は謙遜されていて、その場は終わったのだが、後で近寄ってきて改めて話しかけられたのだよ。
光司
なんて話しかけられたのですか?
隊長
うむ、「実は私は住職をしていまして・・・」と始まり、和服の着こなしについてのレクチャーが始まったのだ。
光司
あらら、変な展開ですね。
隊長
うむ、要約すると、和服というのは、肩で着るのだそうだ。
光司
肩ですか?
隊長
ああ、とにかく姿勢についての意識が凄いのだ、またそのような修行があるのだそうだ。
光司
へー、確かにお坊さんの姿勢っていいですね。

WS000000

隊長
うむ、だからといって胸を張って偉そうな感じでもないだろ。
光司
はい、そうですね。
隊長
自然体で胸を張りすぎても猫背でもいけないのだそうだ。
光司
確かにお坊さんの佇まいはなんとなくイメージできますね。
隊長
そうだろ、そしてその人が言うには、和服は少しでも姿勢が悪いとすぐに着くずれしてしまうのだそうだ、だからといって常に気を張って、いい姿勢をキープし続けるのも大変なわけだ。
光司
ええ、そうでしょうね。
隊長
ただ、長い年月の修行によって、和服に着なれてくると、無駄に力を入れないでも着くずれない自然な姿勢がわかってくるのだそうだ。
光司
慣れなんですか。
隊長
それが一番なんだろうな、もちろん和服を着こなすテクニックなどもあるだろうがな。
光司
そうですね。
隊長
そしてな、その姿勢がスーツの着こなしに共通しているのではないでしょうか?と言ってきたのだな。
光司
へー、そこでスーツにつながるのですか。
隊長
ああ、洋服は和服のように着くずれはしないが、それだけに綺麗な姿勢をキープする必要性を意識する必要がない、ということだと思うな。
光司
うーん、難しいですね。
隊長
おそらく佇まいを意識しているからスーツも似合っている、と言いたかったのだろう。
光司
和服のおかげで姿勢、佇まいがいいからスーツも似合う、と。
隊長
ああ、そういうことのようだ。
光司
へー、姿勢って大事なんですね。
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成人式の男性に和服が似合わない理由

隊長
だからな、新成人の男性の着物が似合わない理由も、そこなんだと思う。
光司
着なれていない、と。
隊長
うむ、スーツも慣れているにこしたことはないが、着物のようには着くずれないから、普段だらしなくても写真の時だけ姿勢を正せば、まぁ、それなりにはなるわけだ。
光司
はい。
隊長
だが和服だとだらしない格好で、すぐに着崩れてしまい、いざ写真の時には残念なことになってしまうのだな。
光司
なるほど、簡単に修正できないんですね。
隊長
うむ、女性の着物のように難しいわけではないのだが、初めて和服を着る新成人にその違いがわかるわけもないしな。
光司
そうですね、僕もさっぱりです。
隊長
だから、成人式にはスーツの方が無難なんだと思うな。
光司
なるほど、そうですね。
隊長
普段から和服を着る機会でもあれば別だがな。
光司
あまりいないでしょうね、日本の伝統的な習い事でもやっていないと。
隊長
うむ、茶道や華道も男は無縁だしな。
光司
はい、せいぜい浴衣や甚平ぐらいなものですね。
隊長
ああ、浴衣や甚平は着流しのスタイルだから着くずれも心配いらないしな。
光司
着流しのスタイルってなんですか?
隊長
袴や羽織を身に着けない、簡単な格好のことだ。

光司
へー、なるほど、町人のスタイルっぽいですね。
隊長
そうだな、これに袴や羽織が加わって正装になるわけだ。

光司
そうだったんですね、意識したことがなかったです。

隊長
そうだよな、私も着たことがない、現代人が気軽に和服を楽しむのなら、やはり浴衣などが無難なんだろうな。

光司
そうですね、袴とか羽織って歌舞伎役者とかのイメージです。
隊長
そうだな、そういえば市川海老蔵さんなんてスーツが似合うよな。
光司
ああ、確かにそうですね、抜群に似合っていますね。
隊長
おそらく幼少のころから和服に触れているから、姿勢が美しいのだろう。

光司
なるほど、そう考える昔の日本人は素晴らしいですね。
隊長
そうだな、姿勢を意識して、美しい佇まいを身に着けたいものだ。
光司
はい、これから気をつけます。

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